MMDの顔モーフィングをExcelVBAで操作(2011/07/12)
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まつい
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モーフ差分を保存・再利用できるようにしています |
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MikuMikuDanceで顔の表情をつけるためには、モーフ設定を作っておく必要がありますが おんなじようで微妙に顔の形の異なるモデルを5体10体20体と設定するのは 手作業だとものすごく力業になります。 なんとか此処を自動化できないものか。
頂点モーフは、元の頂点位置と移動先頂点位置の差分だけあれば良く、 実際MMDデータ上ではそんな感じのデータとして登録されます。
しかし、メタセコイア上でモーフ設定を作る場合、この差分情報だけを抽出したり 別モデルに差分だけセットしたりする手だてがない感じです。
メタセコにもモーフができるプラグインはありますが、 全く同じ頂点数・頂点順のモデルを用意しておく必要があります。
うちはキャラは顔も体も、頂点順は完全に一致させていますが、 メタセコのモーフプラグインは、結果的にその差分をセットするってだけで、 差分だけの情報をどこかに保存したり再利用したりは無理。
そこでいつも通り、ExcelVBAツウルを作り始めました。
MQOファイルを読み込んで、モーフのベースと表情の頂点情報を取得して、 変形差分をシート上に展開して、コレを頂点数の同じ別モデルに適用しよう、とゆーモノ。 変更した箇所は色替えして、視認しやすいようにしています。
まだファイル保存とかが未完成なので、果たしてどの程度使い物になるかは分かりませんが、 理想通りいけば、新キャラは「無表情ベース顔だけ用意して、表情20パターンを数秒で組み込み」 とかできるようになるはづ。
細かい調整は結局必要でしょうけれど、それでもモーフ作業の時間は 一桁くらい変わると思います。 あとは、如何に短時間でツウルを完成させるか、です。 3D作業時間を削ってツウルを作るのでは本末転倒だし。
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No.467
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まつい
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モーフターゲットを半自動で増殖する、ExcelVBAツウルが完成しました。
ベースになる顔だけ用意して、Excel上でボタンをぽちっと押すと 別キャラで作っておいた表情モーフ20パターンを、自動適用します。 ものすごくピンポイントな目的ですが、故に自前で用意せねばならぬ道具です。
メタセコデータは、規則的に並んでいる素直なテキストデータの固まりなので、 丁寧に文字列判定と操作をしてあげれば、そんなに難しくもないはづだったのですが。
基本部分はわりとすぐに出来たのですが、平日の夜中限定で作業した所為か、 簡単な足し算は間違うわ判定開始位置はずれているわで、思ったより難航しました。
使ってみた結果は予想通り、顔パターンの近いキャラだと違和感なく適用できて、 違いが大きいキャラだと手動修正がたくさん発生する、とゆーモノでした。 ツリ目とタレ目では、別々のモーフパターンを用意しておかないと けっこうきついかな、という感じ。
そんでもとにかく「同じような手作業を延々手動でこなす」不毛さからは脱却できたので、 また一歩前進したといえます。
道具が整ったところで、モデリング作業を再開します。 こっからは「中の人頑張る以外に解決策のない」途。頑張らないと。 イイ自転車を手に入れても、漕ぐのは自分の脚なのと一緒。
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No.468
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